今回はデルタから2007年に発表された、偉大なオペラ作曲家“ジャコモ・プッチーニ”に捧げる限定コレクションをご紹介します。写真は自然光で撮っていますので鮮やかな赤色に見えますが、現物はもっと深く濃い赤色です。プッチーニにまつわる話は数多ありますが、2006年トリノ冬季五輪にて荒川静香が金メダルを獲得した演技に使用された曲も氏が作曲したものです。さて、当方はモンブラン149に象徴される、いわゆる万年筆らしい黒軸のそれよりも、赤や青、緑や紫のように色のある、華やかな印象の万年筆が好きです。このプッチーニを入手したのは2011年の震災の頃なので、10年以上大切に愛でた逸品です。写真でどこまでお伝え出来るか分かりませんが、この樹脂の色艶と濃淡は本当に美しいと言えます。まるでフィギュアスケートの滑走の軌跡が刻印されたかの様な18KのニブはM。いつもながら当方の好みに調整研磨を施し、キレのある筆致を楽しむことが出来るでしょう。これまでの出品で必ず記述していますが、廃業したブランドであっても価値が減ずるどころか、むしろ入手困難さゆえにその価値がより一層高くなっているDELTA。限定1858本製作されたシリアルは#566。オペラと万年筆、趣味としてはなかなか高尚な雰囲気が漂います。お譲りするのは本体と純正コンバータのみです。ご不明な点はご遠慮なくお問合せください。この機会を逃すとおそらく入手は出来ないでしょう。どうぞご検討よろしくお願い申し上げます。当方の気が変わらぬ内に。笑