かの川島織物の名古屋帯です。深緑の地色に立体的な唐織で若松の枝が六通で織り出されています。若松の間を埋めるのは地色より少し明るい緑色の蔦唐草。あくまでも格式の高い意匠となっています。 若松の多彩な上品なお色目は、お召しになるお着物を最大限に引き立ててくれます。飛び柄の小紋や色無地、付け下げから訪問着まで、十分にお召しいただけます。 茶人のお正月、炉開きや新年のお席にいかがでしょうか？お客様なら袋帯かもしれませんが、亭主側や水屋の控えた装い、稽古始めや１月２月のおめでたい雰囲気の演出にもぴったりです。 川島織物の紋章はお写真でご確認くださいませ。大切に着ていたお品ですが、無地の部分に色ムラが出ております。ご着用には影響がありませんが、お気になさらないかたのみ、ご検討くださいませ。 この色ムラのため、やや傷や汚れありとさせて頂きました。唐織の部分は美しいままと存じます。 寸法は幅約31、長さ約354センチです。 名古屋帯の締めやすさと、川島織物の唐織という文句なしの格式を併せ持つ貴重な帯です。どうぞよろしくお願いします。 茶道、華道、香道、日本舞踊、お稽古、表千家、裏千家、武者小路千家、藪内家、遠州流