ドイツのローゼンタールの手書きの花絵に、純銀のレリーフ装飾が施されている大皿です。 サイズ26cm とても珍しい技法で、いわゆる銀巻きと呼ばれるものです。 以前は銀巻きの大皿は40〜50万円で取引されていたこともありとても珍しいお品です。 今でもアンティーク市場で稀に見かけますがデザインにもよりますが10〜20万円くらいの価格が付いているのを目に致します。 中央に描かれた花は手描きで裏側にHANDGEZMALT（手描き）という文字とともにWanerという絵師のサインが入っております。 お皿の縁の銀巻という技法は銀液を塗ったものではなく、銀の板を貼り付けたもので、銀巻き部分にも刻印（1000/1000）があることから、純銀を貼り付け加工されたものと判断できます。 金彩や銀彩は金液や銀液を塗ったものは使っていくうちにハゲてしまいますが、銀巻であればその心配がなく、曇れば磨けるので取り扱いは銀食器と同じですので長くお楽しみ頂けるかと思います。 ローゼンタールの銀巻の技術は特別なものとして知られており、シンプルなアールデコの作品が有名ですが、こちらはより伝統的な意匠で、大変貴重なものだと思います。 経年保管によるスレなどもあるかと思いますがツヤもあり概ねコンディションは良好で綺麗なお品かと思いますが、アンティーク品であることにご理解いただけますと幸いです。 その他にもマイセンやロイヤルコペンハーゲンなどの食器も多数出品しておりますのでご覧下さいませ。